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不穏1
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「なにしてんすか」
俺が店に入ると、凪斗がいた。いや、それは何時ものことだが今回は加実もいた。
しかも、凪斗の左手の人差し指に加実が唇を寄せて口の中に指を含むところを見てしまった。
俺の心の奥がわなわなと震えているのがわかった。自分が怒っていること。
なんで加実といるんだよ。
なにしてんだよ。
「な、つめ…?」
俺に見られるとは思ってなかったのだろうか、凪斗は目を丸くして驚いて…
店内にはこの2人しかいない。
2人?2人きりかよ
俺は凪斗と加実を睨んだ。凪斗は戸惑っているが俺の方が意味わかんねぇ。
「邪魔したな」
少し震える声。
頭がズキズキしてそれしか言葉にならない。
もっと他に言いたいことがあるはずなのに、
今は心の整理がつかないんだ。
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