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16※
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えずいた声が出ないように、ゆっくり喉の奥まで椎葉さんを迎え入れる。喉の奥まで犯されるのは苦しくて嫌だけど、椎葉さんに逆らうわけにはいかない。
「う…」
苦しくて涙が出そうになるのを目を瞑ってなんとか堪えた。喉の奥まで咥え込むこの行為は、自分がリードするか相手から無理やりされるかで苦しさが全然違ってくる。
「上手だねユキくん。ありがとう」
眉間にシワを寄せながら奉仕する俺の頭を椎葉さんが優しく撫でる。もういいよ、とでも言うような触れ方に俺は一度口を離した。
「…ぁ、ちゃんと、出来てましたか?」
「もちろん。それじゃあユキくん、上に上がって」
「はい」
口元に零れた唾液を手の甲で拭う。少し乱れた息を整えながらベッドの上に乗り上げる。一緒に上がってきた椎葉さんは俺に一本のボトルを手渡した。
「これ使って、後ろの準備してくれる?」
「え…自分でですか?」
「そう」
椎葉さんは「してるとこ、見せて」と低く掠れた声で囁いた。
「そんな…するなら、どこか違うところでしてきてもいいですか…?」
「だめ。ここでしてって言ったでしょう?それに洗浄が済んでるんなら簡単だろうし」
「でも…」
「ユキくん、してくれるよね?」
ベッドの上でもじもじと渋っていた俺の頬に手を添え、椎葉さんは綺麗に微笑んだ。
「…ぅ、はい」
その笑顔に押され、俺はこくりと小さく頷く。
強く握りしめすぎたせいで少し歪んだボトルのキャップを外し、トロリとした透明の粘液を手のひらに取る。それが零れないように気を付けながら、四つん這いになって後ろへ手を伸ばした。
「…っ」
椎葉さんの視線を全身に痛いくらいに感じた。恥ずかしさをぐっと堪えながらゆっくりと中に指を埋め込んでいく。人前でするのが初めてなわけでもないのに、全身が固く緊張していた。
「ゆっくりでいいからね」
「…はい」
たっぷりの潤滑剤のせいで、挿し入れた指を動かすたびに恥ずかしいくらい濡れた音が部屋に響く。いやらしくぬるついた肉の感触と、椎葉さんの視線に耐えられなくなった俺は思わず布団に顔を強く押し付けて目を閉じた。
なんてことはない。いつもやっていたこと。そうでしょう?
はじめはゆっくりと一本だけだった指を二本に増やし、じわじわと中を拡げていく。あらかじめ準備をしていた俺の後ろは、これからの行為を期待しているかのように指を締め付けてくる。
「は…ぅっ…」
それが、とても嫌だった。
布団に顔を埋めているせいでくぐもった声ばかりが漏れる。なるべく早くこの時間を終わらせたい。その一心で指を動かしていたら、不意に背後から衣服を脱ぐ音が聞こえた。
「…椎葉、さん?」
「うん。そろそろ大丈夫かなと思って」
顔を少しずらして振り向くと、高級そうなスーツを脱ぎ捨てた椎葉さんがすぐ近くに来ていた。
「ユキくん…」
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