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プロローグ
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「蓮ちゃーん」
今にも泣き出しそうな声で黄咲は紅坂先輩の前に行った。
「全く、笑汰はしょうがないな」
そう言いながらも先輩は彼の頭をなで、僕を睨んできた。いやいや、黄咲のほっぺ引っ張って変な顔にさせただけなんですけど。先輩に笑って欲しかっただけなのになんであいつ泣くんだよ。痛かったと言いながらぽろぽろと涙を零す黄咲を先輩は軽く抱きしめて
「大丈夫、大丈夫」
と頭を撫でた。引っ張り離したい。こっちが泣きてぇよ。唇を噛み締めて見ているしか無かった。
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