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オスカー王子とセオ王子③
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翌朝、馬の鳴き声にオスカーが飛び起きた。
「兄様、セオ兄様!」
隣国との外交を終わらせ、その足でこの宮殿へやって来たらしいセオ王子に、セオ王子がこの宮殿にいる間は身に付けるように言われている、透けて衣類の意味を成さない服を身に纏い走り寄る。
「ただいま、愛しいオスカー」
両手を広げ、抱き着くオスカーを受け止める。
「オスカー、良い子にしていたか?」
微笑むセオ王子に
「いつお戻りに?明日の帰国では無かったのですか?」
目を輝かせ、大輪の花が綻ぶかのように美しい笑顔を浮かべるオスカーを抱き上げて
「オスカーに早く会いたくて、真っ先に飛んで来たよ」
そう言って、唇を重ねる。
セオの首に手を回し、舌を絡めてキス交わす。
「兄様……、早く……」
唇を離し、焦れたようにセオに目を潤ませて囁く。
2人は縺れるように寝室のベッドに倒れ込み、セオの着衣を焦れたようにオスカーが剥いで行く。
唇を重ね、セオはオスカーの足を割り開いて身体を重ねると、性急に前を寛がせてオスカーを貫いた。
「あぁっ!」
仰け反るオスカーに
「良い子だ。昨夜は、何人の男をここに咥えたんだ?」
腰を動かしながら聞かれ
「5人……です……」
オスカーは喘ぎながら答える。
「良い子だ。でも、もう他の男に抱かれなくても良いよ。これからは、俺が満足するまでいくらでも抱いてやる」
激しく貫かれながら、セオ王子がそう囁くとオスカーは嬉しそうに頬えんだ。
「本当に?ずっと……兄様が?」
必要に背中に腕を回し、無遠慮な律動に喘ぎながらオスカー王子は嬉しそうに微笑む。
「あぁ……ずっとだよ、オスカー」
セオはそう囁くと、オスカー王子の両足を掴んで上から激しく腰を打ち付けた。
「あぁ!兄様ぁ……。もう……」
2人の荒い呼吸が重なり、ベッドのスプリング音が激しく軋む。
「兄様……、快いっ!そこ!もっと、もっとしてぇ!」
オスカー王子の甲高い声が響き、肉のぶつかり合う音が響く。
「オスカー、出すぞ!」
「兄様、来てぇ!あっ、アア!」
ギシギシとスプリング音が早くなり、オスカー王子の声が響くと同時に音が止まる。
2つの荒い呼吸が響き、再び舌を絡める水音が響き始めた。
(今日も長くなるな……)
レオはドアに凭れ、天井を見上げた。
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