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教え上手で誉め上手
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斎藤はめちゃくちゃ教え上手で、勉強が苦手な俺でも
ちょっと出来るようになったんじゃね?と
思うくらいだった
「んで、ここの公式使えば‥‥」
「‥‥!!そっか!だからこうなるのか!」
「そそ!風見すごいよ!数学苦手って言ってたけど実は得意なんじゃない?」
教え上手な上に誉め上手なんてずるい
今までにないくらいやる気が出てめちゃくちゃ勉強が捗るのが自分でもわかる
「いや、斎藤のおかげだよまじで。めちゃくちゃ教えるの上手いじゃん、教師にでもなったら?」
半分本気、半分冗談のつもりで言ったが
斎藤は「ほんとに‥?向いてるかな??」って
目をキラキラさせながらきいてくるから、斎藤が将来なりたいものが分かった
「斎藤、教師になりたいの‥?」
「‥うん、憧れてる。めちゃくちゃ教えるの上手かったり
一人一人の能力をちゃんと伸ばす教師ってすごいと思うんだよね、そういう教師に俺はなりたいなあ」
すこし照れ臭そうに話す斎藤だけど、ちゃんと目指したい姿が描かれていて、それに向かって努力していて
同い年だけどこんなにも違うのか、と感じるほど。
(将来の夢ねえ‥‥)
考えたこともなかった俺には斎藤みたいにまっすぐ夢に向かって進む存在は未知との遭遇だった
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