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2 (R18)
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お仕置きは夜、勿論念入りにしてやった。
「ご、めんな、さい」
ミーハが泣きながら、ぶるぶると首を振る。オレは返事をする代わりに、薄桃色の乳輪を甘噛みした。
「あっ、やん」
上擦った声をあげて、眉根を寄せるミーハ。さんざん噛まれ、舐められ、弄ばれた乳首は、2つともコリコリに尖ってる。
「も、そこばっかりは、やぁっ」
すすり泣きながら、オレの肩を押し返して来る様子は、スゲー可愛い。可愛いけど……反省が足りねーよな。
「オレの言うこと聞けねーんだから、オレだってお前のおねだりは聞かねーの」
笑いながら言い聞かせ、邪魔な両手をまとめて頭の上に押さえつける。
まだ毛も生えてねぇ脇に顔をうずめ、ざりざりと強く舐めてやると、ミーハが甘く呻いて身をよじった。
全く、呆れるくらい感度がイイ。
ニオイも、声も、仕草も、目付きも……何もかも無意識に男を誘ってる。「オレをぐちゃぐちゃにして」ってねだってる。
脚を割り広げながら太ももの内側を撫でてやったら、「ひぃん」と啼きながら、いやらしく腰を浮かせて来た。
誘うようにうねうね揺らして、ホントにエロい。
「そこじゃなく、てぇっ」
掠れた声でしきりにねだってくんのもエロい。
そこじゃなかったら、どこだっつの。いや、どこ触って欲しがってんのかは分かってる。胸よりどこより、中心に屹立してるモノの方が、そりゃ何倍もキモチイイよな。
けど、ミーハのイイとこ触ってやったりしたら、お仕置きになんねーだろ。それじゃむしろ、ご褒美だ。
ご褒美ってのは、いい子しか貰えねーんだよ!
後ろの穴ほぐしてやってる間も、ミーハは泣き悶えながら腰をいやらしく揺らしてた。
ずっと触れてやらねぇでいた陰茎は限界まで張り詰めて、きれいな色の亀頭から雫がポタポタこぼれてる。
自分で慰めたくて仕方ねーだろうに、こういうとこちゃんと「お預け」ができるんだから、褒めてやってもいいかもな。
けどもう、頭ん中は射精することでいっぱいなんだろう。
口にすんのは「あっ」とか「ひぅん」とか、そんなのばっかで、意味のある単語1つ、まともに言葉にできてねぇ。
「いい子にするなら挿れてやるけど、どうする?」
オレは意地悪く囁きながら、耳の中に舌を差し込んだ。
充分柔らかくほぐした穴に、猛ったモノを押し当てる。貫かねぇよう加減しながら、ゆるく突いてやると、ミーハが焦れったそうに甘くうめいた。
「ん、やあ」
「イヤならやめとくか?」
「や、だぁ」
そのイヤは、どっちの意味だっつの。
くくっと笑いながら、尖ったままの乳首をぎゅうっと捻ると、悲鳴を上げてミーハが達した。
「ふあ、ああぁぁん」
気の抜けたような声を上げて、びくびくと腰を震わせるミーハ。生臭いニオイとともに、白濁が白い肌に散る。
はふ、と彼が甘い息を吐いたその瞬間、オレは一気にミーハの穴に突き立てた。
組み伏せた白い体が、弓なりに反る。
「あっ、あああっ」
一瞬遅れて上がる悲鳴。そのまま息つく暇も与えねぇで、オレの好きなように存分に揺さぶる。
お仕置きだから、加減なんかするつもりはなかった。
「お前だって、モンスターに手加減しねーんだ。だったらオレも、お前に手加減しなくていーよな?」
我ながら無茶苦茶な理論だと思ったけど、ミーハに異論はねぇらしい。
「んああ、アル、君っ」
啼きながらオレを呼ぶ小柄な体を、衝動的に抱き締める。
最奥を穿ち、息を奪うようにキスをすると、ミーハはオレの背中に容赦なく爪を立てながら、甘い声で「もっと」とねだった。
持ち帰った熊胆は、思ったより高値で売れた。
儲けた金で買うのは、まずミーハの呪文書だ。ミーハのために稼ごうとしてんのに、戦利品を本人が燃やしちまうんだから、腹が立つのも当然だろう。
ミーハは魔法使いみてぇだけど、記憶と一緒に魔法まで忘れちまったらしい。
けどその前は、結構頑張って修行してたんだろう。呪文書を買って読むだけで、簡単にその魔法が使えるようになる。
普通は、呪文書を買ったって、それを使いこなせるようになるまで、相当練習が必要らしいのに――元々の熟練度がスゲーんだろうか?
出会ってから3ヶ月。オレがミーハに買ってやった呪文書は、『火球』とか『治癒』とか『水球』とか……そろそろ20くらいになるだろうか。
そんで魔法を取り戻すと同時に、記憶の方も、少しずつ戻って来てるみてーだ。
例えば、『火球』の呪文を覚えた時は、野宿の情景を思い出したっつってた。
組まれた薪に、『火球』で火を点けるところ。
夜空に映えるオレンジの炎。
そこで焼かれる大量の肉。
目の前の誰か……。
『治癒』の呪文を覚えた時は、ゴツゴツした岩場を思い出したらしい。
ハイランダーウルフ。
遠吠えと唸り声。
血を流してる誰かの腕。
薬草の匂い……。
夜が明けたら、また熊胆を売った金で、新しい呪文書を買いに行こう。
今度は何の呪文にしようか?
その呪文でミーハは……どんな過去を思い出すんだろう?
お仕置きの最中に気を失っちまった、愛おしい魔法使いを抱き締めて。狭いベッドに横たわり、オレもそっと目を閉じた。
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