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「っん、…」
息が苦しくて目が覚めた
意識が覚醒しきらない中、誰かが胸をトントン、と落ち着けるように撫でてくれて少しだけ楽になった
「悪い起こした」
「…いや、大丈夫」
そのまま目を擦ればそう言葉が降ってくる
そうか、さっきの手はゆきか。
起き抜けの頭でぼんやりと理解した
目を開けると外はまだ暗くて、ベッドサイドには案の定ゆきがいて腰を下ろしていた
「苦しい?」
「別に。」
すこし酸素が薄いというか、吸いきれていない感じはあるけれど。
「腹減ってない?」
「ん。」
ゆきが帰宅して、体のことを話して、薬を飲み眠った。
「絢?」
ほんとに不思議なくらい大切そうに俺を見る
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