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220 旅行の準備
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でも。
でも、さ。
準備は別。めんどくさい
ゆきも同じ様なタイプらしく「やろー」なんて声は出すけど荷造りをする気は一切感じない
「…あ。」
ケータイをいじっていると真慕からのメッセージ
画像も一緒だった
玄関に置かれたいつでも出かけられるような準備万端のスーツケース
『明日忘れてたとか言いそう
ちゃんと覚えててよ』
なんてメッセージ付き。
「どうした?」
「これ」
「ふは、絢言いそー」
「覚えてるよ」
この2人は夜中に準備とかそんなタイプじゃない
荷造りが終わったのもついさっきではないのだろう
前々からちゃんと準備していそうだ。
「じゃあ真慕からメッセージもきた事だし、やるか。準備」
「…お〜」
適当に手を挙げて声を出せばゆきはよいしょ、と体を起こし「服は?何持ってくの?」と荷造りスイッチがONになったようだった
「黒のやつ」
「全部黒じゃん」
ほら、やろ。と横になる俺に近づいてきてキスをする
触れるだけの軽いやつだけど、なんで今するの。
タイミング意味わかんない…まぁでも意味わかんないのはいつものことか。
渋々体を起こした
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