アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
255
-
「ね、ゆきってTwi○terとかやってんの?」
こんなアカウントを彼氏さまにフォローさせる訳にはいかないがやっているというのなら探し出してリストに入れてチェックする
だってゆきがどういうことを日頃思っているのかは気になるから。
「やってない」
「え、まじ。
ケータイ開いて何みてんの?」
そもそもケータイをいじっている頻度は多くないが、お風呂上がりや就寝前に眺めているのを見た事がある
「メッセージ読んだり、ネットでなんか検索したり。
あと動画は見たりする」
「へー何見んの」
「色々。
仕事に関連してるのも見るし、料理の作り方も見る。あとは心霊系とか。」
「もしかしてゆきそっち系?」
心霊動画や特番を積極的に見て、近くに心霊スポットがあると巡ったり。
あとは根本的に霊感があるタイプ?
とにかくそういうことが好きな人もいる
ゆきはそっち系なのだろうか
「やってれば見るけどそんなに大好きって訳でもないな
絢は苦手?
え、レア情報。お化け屋敷とか行っとく?」
そのもう1軒行っとく?みたいなノリは何。
それに俺は別に苦手じゃない
けれど昔、心霊スポット巡りに遊びで付き合わされて廃墟を巡っていると突然体調が悪くなって立てなくなったことがあって、そこから若干構えるようにはしている
霊のいるいないというより、こちらに何か起きるのはシンプルに嫌だなとは思う
まあ霊のせいにしているだけでただ体調が悪くなっただけかもしれないけど。
「苦手じゃない」
「と言いつつ、いざお化け屋敷入ったら泣いちゃうんだよね」
「それはゆきの脳内設定」
思わずどういう決定事項?とマスク越しにクス、と笑ってしまう
「ほんとに怖くないの?」
「お化け屋敷とかは恐怖を煽られてる感じはするけど、結構セットされてる感強い」
「分かるかも
え、じゃあ腕とかに抱きついてくれないの」
「うん」
「なんだぁー」
なんだ、って何。
「でも今度連れてこー。行くならお化け屋敷ね
ほんとに心霊スポット行って絢に何かあったら嫌だから」
「何かって?」
「取り憑かれたり」
「滅多にないでしょそんな事」
「それでも嫌。俺霊の祓い方知らないし対処できないから」
こんな些細な会話からも大事にされてるようなそんな心地がして思わず目を逸らす
気まづくなるから一々そういうの言うなよ。
俺がこうなんの分かってて言ってんだろうなぁゆきは。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
255 / 375