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side絢
「マッサージどうだった?」
未だにジンジンと痛む足。
後半は気持ちよかったけど前半が地獄の痛さだった
「ちょうど良かった」
そう言うゆきは確かに暴れてなかったし、体も軽くなったようで上機嫌。
痛かった、と共感を貰おうとしていたけど実際そんなことはなかったらしくて言葉を飲み込む
「真慕まだ起きてると思う?」
部屋のテーブルに上半身を預けながら手元のケータイを見る
「どうだろ。何で?」
「何となく。無駄話しに行こうかなって」
「取り込んでるかもしれないじゃん」
「あんあんって?」
「そう」
「だったら邪魔する訳にはいかないけど多分何もしてないと思う」
「きっかけって旅行とか浴衣とか酒とか。
そういう些細なところにありまくるから侮れないよ」
「そんなにアンテナ張りまくってるのはゆきだけ」
「男はそんなもんだろ」
「俺はそんなことないけど。」
まぁ、起きてるだろうな
開いたメッセージアプリで真慕に「暇だったら遊ぼー」と緩いスタンプと共にメッセージを送る
俺の予想とは裏腹に少ししても返信はなかった
あれ、寝たのかな。
今日俺が昼間に寝ている間、真慕達は店を回ったみたいだし疲れていたのかも。
それ以上は何も送らなかった
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