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二人遊び4
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両手で全身の力を込めて偽ヒビヤを突き飛ばした。そしたら案の程僕の力は少し動かすぐらいで吹っ飛ぶ事は無かった。
「っ、、」
「ねぇ、、いい加減怒るよ?」
そして怒らせてしまったみたいだ。
余計に逃げ出しにくくなったよ、、。
「に、、ヒビヤ、、僕、行かないといけない、、だって」
「は、、?なに、、泣いてんの?」
友達がいなくなる、、。
僕の信頼がなくなる、、。
大切な人もいない、、。
皆僕の前から煙のように消えてしまう、、
嫌だ嫌だ嫌だ、、!!
「はな、、せよっ!!」
「ぅっ、、、」
僕がもう一度突き放したら偽ヒビヤは
吹き飛んだ。
「ふっ、、じゃあな」
「ヒビちゃんっ、、!」
偽ヒビヤに背を向けて玄関のドアを開けて走る。追われても捕まらないように疲れるまで走った。
「な、、っであいつ、、」
辛くなって交差点の近くで立ち止まった。
ゆっくり深呼吸して冷静に考える。
アイツは、、僕よりも背が高くて
変態で素直で、、。
「きら、、いだ」
もう、、あの家に帰りたくない。
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