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昼食にて、
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会計をすまし買った片方を宇井原に渡せば、宇井原は何とも言えない表情でそれを見る。
「?、どうした?」
「いや、本当にいらなかったのに」
「いいじゃねぇかよ!買っちまったんだし」
「...お前が無理やり買ったんだろうが」
「へへっ、いいから早くいこうぜ」
未だ納得しきれていない宇井原の背中を押して、俺たちは無理やりに店をでた。
「で、これからどうすんだ?」
「そうだな、宇井原はもう用事ないんだよな」
「ああ」
じゃあ、どこに行こうか。
ここら辺って何か面白いもんなんかあったかな?
うんうんと頭を悩ませていると、ぐるる..と勢いよく腹の虫がなった。
「.....」
そう言えば、朝からなにも食べていない。
携帯の画面を見れば、いつの間やら時間はとっくに昼を過ぎていた。
「....飯食いにいくか」
「ぷっ..、おう」
クスクスと笑う宇井原に顔を真っ赤にさせながら、俺たちはフードコートへと向かった。
昼はもうとっくに終わっているためか、全体的にそんなに混んでいない。
...ある意味この時間にきてよかったかもしれない。
「宇井原、なにたべる?」
「そうだな、麺が食いたい」
そう言った宇井原は、スタスタと麺類の店が並ぶブースへ行ってしまった。
「あ、ちょっ...」
な、なんつー自由なやつだ。
あっという間に遠くなった宇井原を見つめながらあきれる。
まぁ、いいけど。
(俺もはやく並びにいこ)
俺は、宇井原とは逆方向の丼系の店が並ぶブースへと足を向けた。
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