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191 after story 77 ※
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手首が回されて、その奥へと指先を向けるのが見えた。
あの強烈な快感に備えて、自然に体に力が入っていく。
歩さんの顔は真剣で、ローションで滑るナカを覗くように見つめていた。
ああ、ああ・・・。
分かる、分かってしまう。
ナカで、指が動いていく。
「あッ!!」
ピリッとした刺激に、腰が揺れた。
揺れた瞬間、窄まりが拡げられてグチャリと音を立てた。
「あ!やっ!!」
痛い、気持ち良い、痛い。
何かが出ちゃいそう。
4本の指がかわるがわる触れては離れていく。
痺れを伴う刺激に、顎をそらして耐えた。
触れられる度に、何かが出そうになる。
なのに根本を締められて、ぐるぐると出口を求めて痛んだ。
ひときわ大きく鳴った水音に視線を戻すと、玉がひくひくと動いているのが見えた。
ああ、痛むのは精子だ。
精子が行き場を失って、中を戻っていっている。
逆流したソレはお腹の奥へと戻り、また押し出されてを繰り返していた。
痛いのに、気持ち良い。
気持ち良いのに、苦しい。
「はぅ、う、・・・ぁ、ああっ!」
頭の奥がボォッとする。
痛みの向こうの感覚が、体を支配しようとしていた。
腰の奥が熱い。
指じゃなくて、もっと奥を貫いて欲しい。
「あぁ、あぁ、あぁっ・・・っ」
苦しくて、体が勝手に逃げようとする。
だけど、折り畳まれた体は自分の意思では動かない。
唯一自由になる頭は汗でぐちゃぐちゃで、激しく首を振って快感を逃がそうとしていた。
逆に、本当は離せば楽になるはずの腕は、自分の足に絡みついたままで、もっともっとと快感を欲しがっていた。
嫌だ、怖い。
だけど、もっと欲しい。
相反する感情と、連動する体。
全身から吹き出した汗は、冷や汗なのかそうじゃないのか分からない。
苦しくて苦しくて、でも気持ち良くて。
「やぁ!!」
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