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#29
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矢吹理仁side
七瀬累の部屋は俺の隣だ。壁が薄いわけではないがある程度の物音は気が付く。
ペタペタと床を歩く足音に最初はトイレか何かだろうとそんな気にしなかったが、突然のシャワーの音に少し驚き部屋を出た。
出た瞬間ブワッと何とも言い難い甘く濃厚な匂いがした。
抑制剤を飲んでいてもそんなのお構いなしに俺を刺激してくる。
匂いの元へ行くと七瀬はシャワーを頭からかぶっていた。手を伸ばすと冷たく慌てて蛇口を止める。
「おま、何してるんだ」
トロンとした瞳をこちらに向ける。タオルを取り七瀬を包み込むと体はひんやりしていた。
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