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③
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「サスケ…」
俺のモノを緩く、けど的確に扱き続ける千里の息も興奮で荒なってるのがわかった。
そんな荒くて熱い息を耳元で聞かされたら、たまらんくなる。
俺で興奮してる千里が可愛くて、愛しくて。
「せ、りっ…、あかん、もっ、アッ、ぁ…っ」
出る、って喘ぎに混ぜて伝えた瞬間、千里が頭を下に持ってくんがわかった。
何回経験してもこれだけは慣れたりできん。
爆発寸前の俺のソコに口を寄せる千里の頭を必死で押し退けようと頑張ったけど、へろへろに力を抜かれた体では、毎度のように無意味な抵抗に終わってしもた。
「あ、ああっ…、ぃや、アッ、んっ…」
パクってくわえられて、腰が無意識に前後に揺れた。
これはもう男の本能やと思う。
射精する時は、必ずてゆうてえぇほど腰が勝手にやらしく揺れた。
「やっ、吸わんと、って…、アッ、でるっ、でる…っ、」
扱きながら先端をちゅうちゅう吸われて、千里の柔らかい髪を掴みながら俺は果てた。
びくびくしなる腰を押さえつけて、喉の奥で俺の精液を受ける千里が、恥ずかしいけどやっぱりめちゃくちゃ愛しくて。
毎日食後のデザートに飲ましてや、とか笑顔でわけわからん事ゆう千里に俺は自分からキスした。
「今日、泊まってくやんな」
「うん…」
こうやって千里の腕ん中にすっぽりおさまるこの小さい体が、今ではちょっと好きやったりする。
返事したら、おでこにちゅうされて、別に最後までを狙ってゆうたわけちゃうからなって、千里はまた優しさで俺を骨抜きにした。
「千里…」
「ん」
「好きや」
「ん、知ってる」
「ほんまに好きや、俺…、恐いわ」
「恐いて何で?」
「千里がいつか、どっかいってまうんやないかって…、こわなんねん」
「あほやな」
「あほゆうな…」
今後、もう前みたいな発作が起きやんてゆう保証はない。
いつか、俺の前からふって突然消えてまうかもわからん。
恐い、それが一番、恐てたまらん。
それやったら、好きなやつできたゆうてフラれた方が、何倍もましや。
「サスケが俺を必要としてくれてる限り、俺はどっこもいかん」
「ほんま?」
見上げて、すがるような目で千里を見詰めた。
「ほんま、絶対」
「絶対やで、絶対」
「うん」
言葉なんて、約束なんて意味ないんはわかってる。
それでも恋愛なんてもんは、その不確かなものにでもすがる事しかできん。
信じる事をせな、始まらん。
やで、信じるん。
俺は千里を、この先何があっても、ずっとずっと、死ぬまで信じ通す。
決めたから。
千里が好きやから。
少しだけ残ってたご飯をその後二人で食べて、その日はいつものように風呂入って、テレビ見て、千里に抱っこされながら俺は深い眠りについた。
(15)おわり
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