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「胸を張って言う事じゃねぇよ!!」
「まぁまぁ、楓!」
健太さんが楓さんを宥める。
「僕はいいと思うよ」
「はぁ?お前、どっちの味方だ?」
健太さんが笑顔でそう言うと、楓さんは眉を寄せる。
「もちろんいつだって楓の味方だよ!たけど真吉の会社には楓もいるし蓮ちゃんもいる。秘書課は叶がいる。叶が、純也の上司になってくれるなら僕は安心するなー、って」
「叶な…」
楓さんはしばらく考え込む。
「……。純也はどうしたいんだ?」
「僕は働くところがあるなら働きたい」
純也の答えに楓さんは小さく息を吐く。
「……純也がそう言うなら」
楓さんが真っ直ぐ純也を見つめる。
「嫌な事があればすぐに叶に言ったらいい。叶ならちゃんと対応してくれる。叶に言えないなら蓮ちゃんでもいい。もちろん俺でも」
あと、と楓さんは続ける。
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