アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
6
-
「純也がどう頑張ってもこの仕事に向かない、って思ったら辞めたらいい。人には向き不向きがある。絶対に無理はするな。無理したら心身に障すから。それは俺との約束!」
純也のお母さんの事があるから、楓さんは純也には絶対に無理はしてほしくないのだろう。
純也に楓さんの気持ちが伝わったらしく、素直に大きく頷く。
「だったら、仕事の件もあるから俺と純也は同じ部屋でいいな?」
「……。…わかりました」
社長の言葉に純也は渋々頷く。
「なんで純也呼びなんですか?社長っ…?」
「だって小田切と被るから。だから純也は純也呼びだ」
楓さんは大きくため息をついて、何も言わず肩を竦めるだけだ。
「あの…、…俺はどうしたらいいんですか…?」
俺は小さな声でSOSを出す。
「俺の事を響平って呼ぶか、部屋を別々にしてもいいですが一生この手を離さない、かのどっちかです!!」
響平さんはにこやかに笑う。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
88 / 505