アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
5
-
俺が驚いて何も言えずにただただ固まっていると、ピンポーンピンポーン!!とインターホンがけたたましく鳴り響く。
「おーいっっ!!響平いるんだろうっっ!!!開けろよっっ!!兄貴から聞いてるんだぞっっ!!開けないとドアをぶっ壊すぞっっ!!ああんっ!!?そうなったらお前が修理代を出せよっっ!!!いるんだろうがっっっ!!!さっさと出てこいやっっっ、響平っっっ!!!!ああっっ!!?」
防音だと社長は言っていたけど、部屋のドアを開けっ放ししていたせいなのか、それとも玄関先の人の声が大きすぎるせいなのか部屋の中まで響く。
「マジでドア壊すぞっっっ!!!!さっさと開けろやっっっ!!!響平っっっっ!!!!」
響平さんがため息をついて、俺の手を解いて玄関に向かう。
俺はそのままズルズルと座り込んだ。
「お前っっ!!!帰ってきたのになんで俺のところに来ないんだよっっ!!本当にお前はツンデレだなっっ!!よーしよーしっっ!!お優しい奏平お兄様が自ら迎えにきてやったぞっっっ!!!喜べっっ!!お前も可愛い姪と甥に会いたいよなっっ?!なっっ!!??」
「ちょっと奏平…!!俺は別にっ…!!」
「お前の姪と甥は宇宙一可愛いぞっっっ!!!!」
「だから俺はっっ…!!」
そのまま二人の声が遠くなっていって、パタンと玄関のドアが閉まる。
そして一気に静寂が包む。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
94 / 505