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面接2
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─────…
「はい、次のグループ」
ベルトコンベアの流れ作業のように面接を行っていく。能力も大切だが特に重要視すべきなのは人間性だ。
「特技は?左側の方から」
「私はピアノです。幼い頃から習ってますの。」
ピンクフリフリ女が媚びるように俺を見る。却下だな…俺の下半身が危険だと言っている。
あと、話し方が上から目線でノアを虐めそう。
「次の方」
「私は料理です。お母さんの手伝いをしていました。」
「料理はどのようなものが?」
「家庭料理です。家が宿を経営していて…」
手伝いと言ってもどれくらいできるか分からないな。まぁ、実技で分かることか。
「では次の方」
「剣術が得意です。衛兵になることが夢です!」
熱い…脳筋っぽい。性格は良さそうだ。
「あなたは護衛や見回りの方を希望ということか?」
「はい!」
「もし、ご縁があれば剣術の指導を受ける時間を設けよう」
「ありがとうございます!」
「では、次の方〜」
面接は順調に進んだ。休憩を挟みノアに癒されに行く。ノアとおやつを食べならがら、ノアの頬をじっと見つめる。ふにゅふにゅと動くそのマシュマロプルルンを食べたい。
「美味いか?」
「あい!」
「ジュード様、そろそろお時間です。」
「………あぁ」
次は実技試験だ。実技は剣術、掃除、料理、算術、給仕、ガーデニングの中から得意な分野を行ってもらう。
給仕の試験にはノアも手伝ってもらう。当然俺も側にいる予定だ。
「ノア、準備はできたか?」
「あい!がんばりましゅ!」
「あぁ。そうだな、今日の夕飯はデザートをつけよう。ノアは何が食べたい?」
「あまいやちゅ」
「そうか。甘いスイーツだな。プリンにするか。」
「………ジュード様、時間が押しております」
「………あぁ(行きたくない)」
「どちどち(ドキドキ)しゅりゅ」
落ち着きの無くなったノアの手を握り、安心できるように頭を撫でる。
ノアの初めてのお仕事動画はセバスチャンに撮ってもらうことにした。一応監視カメラも作動中である。
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