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海3
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───────…
「わぁぁ!!くしゃい!!」
独特の海の香りにノアは鼻を両手で塞いだ。素直な感想に笑いそうになる。臭いと言いながらも、楽しそうにアホ毛が揺れる。
「青くて綺麗…」
「綺麗だな…」
母親の横顔に父親はぽーと見つめる。これは海を見てないな…
「到着いたしました。」
馬車からおりると、海の近くにある別荘に荷物を置く。昼食までまだ時間があるということで、水着などを持って砂浜を歩く。
水着へと着替えるテントを張るとノアと一緒に着替る。
「ノア、黄色い鳥が前だ」
「とりしゃん!まえ!」
「ピヨちゃんだ」
「ピヨたん!」
ノアが着替えやすいように水着にはヒヨコがついている。ノアの可愛い乳首を見ていいのは俺だけの特権なので、ノアの水着は上下用意した。
はぁはぁっ、かわいい!
ノアのかわいいお尻がプリプリと揺れる。ノアと手を繋いで外に出ると両親たちと合流する。
「あら、可愛らしい水着ね」
「ピヨたんでしゅ!」
ノアは水着についているヒヨコの紹介をする。可愛ゆすぎる!ノアとピヨたんが似合っている。
母親の水着は大胆だ。色んな水着を用意したが、まさかタイサイドビキニを選ぶとは。豊かな胸が揺れると、海に来ている他の人達の視線が集まる。
「セリーヌ、上着を着てくれ」
「ふふっ、分かりました」
父親は母親の肌が他人に見られるのが嫌なのか、上着を着せると周りを睨んだ。普段から殺人並に怖い顔が、今日は更に怖い。
「おにいたん?」
「溺れると危ないからな。(ノア専用、ピヨちゃん(ヒヨコ)浮き輪を用意した)」
このピヨちゃんに乗るノアを見たくて、寝る間も惜しんで、浮き輪の開発をした。
「変わった性質ね」
「母上にもあります(父上と2人で入れる浮き輪を)この輪っかに入って海に入れば溺れません。」
「あら!ありがとう!大きいわねぇ!あなたも一緒に入りましょう!」
「あっあぁ…」
「(これは母上が尊すぎて、意識が飛びそうだな。)父上、母上が溺れないようにしっかり見ていてください」
「そっ…そうだな」
海で遊んでいる時は使用人達も休みになっている。海で好きに遊んでも良し。買い物をしても良し。釣りをしてもよし。
セバスチャンは「ジュード様、私は食材を調達してまいります。」と釣り道具を持っていた。
「赤いヌルッとしたような、足が8本あるやつと、白いヌルッとしたような足が10本あるやつがいたら捨てないでくれ。あと、黒いトゲトゲと赤いハサミのやつも。」
「かしこまりました。」
セバスチャンは首を傾げていたが…もしかしたら、タコやイカを見たことがないのかもしれない。いなかったら仕方ないが…俺は猛烈にたこ焼きが食べたい。そのためにたこ焼き器も用意した。
「母上、日焼け防止の塗り薬を作ったので、父上に(届かない所を)塗ってもらってください。」
「ふぇっ!?あっ…あの…でも…」
「使用人達は休みだ。楽しんでいる者たちに頼むのも悪いだろう。届かないところだけ塗ろう。」
「うぅ…よろしくお願いします」
父親って、こういう時だけ上手く口が動くのだな…真っ赤にしている母親の肩を抱いて、日陰へと行った。
ここからはノアちゃんには見せてはいけないな…ノアと手を繋いでテントの中で日焼け止めをぬる。
この白くマシュマロな肌が、日焼けで赤くなったら可哀想だからな。
はぁ…癒される。もちもち…
「おにいたん、ぼくも、ぬるの!」
ノアの両手に日焼け止めを出すと、ノアは俺の背中に日焼け止めを塗る。なんと、贅沢な日なんだ。天使の小さなお手手が俺を触っている。
最高だ!海!!
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