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第2王子3
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グレイルがいる部屋へ国王と共に行くことになった。敵に俺が第2王子を診たことを悟られないよう、外の窓から飛行して侵入する。
「陛下、行きますよ」
「ゆっくりな…離すなよ。」
「はい。
防御もかけているので、落ちても死にません。」
「だが…高いぞ…」
「そのうち慣れますよ。では、行きます。飛行。」
体がふわりと浮く。そのまま、グレイルがいる2つ隣の部屋へと移動する。
窓からはレオンとグレイルそして王妃が見えた。
「父上!?」
窓から入ると国王にレオンが抱きついた。俺は、部屋の鍵を閉めると魔法の鞄から防音装置を出し作動する。ノアは大人しく俺の隣にピタッとくっついている。
「毒を盛られていたのはノアだけでは無い可能性があるので、皆さんには検査をしていただきます。陛下からは許可をいただきました。
では検査を開始します。見本がないと分からないと思うので」
そう言うと俺は腕を消毒し注射針を刺した。
「────っ!?にた…ぢっ……びゃぁぁぁあ!!」
注射…血を見たノアは混乱し泣き出す。針を抜くと俺の腕を触り「いだいいだい…」と撫でる。ノアが触れたところは白く光り、傷が治った。
「ぐすっ…ぐすっ………」
「ノア、これは検査だから血が出るのは仕方ない。」
ノアを撫でつつ続きを話す。
「この血に毒に反応する液体を入れます。俺の場合は反応しません。ですが、毒があれば黒く染まります。針ですが少しチクッとしますが、それほど痛くは無いです。誰からいたしますか?」
見るとレオンとグレイルの顔が固まっている。子供達の様子に気づいた国王が「私がやろう」と前に出た。
「では、陛下の次に私が。子供達は最後で…」
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