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ダイエット2
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──────…
ダイエットと言っても健康的な生活をするだけだ。勉強の時間が終わるとノアと鬼ごっこをする。
「きゃぁぁぁあ、にたっ!こっち!」
走っているつもりのノアは、俺の徒歩のスピードで追いついてしまう。頑張って走っている天使が可愛いすぎる。
てくてくと歩…走るノアの背中を追いかける。キャッキャウフフする姿は、まるで映画に出てくるワンシーンのよう。
揺れる頬は桃色に染まり、短い足が土を蹴った。
ノアとの追いかけっこはセバスチャンに動画撮影をしてもらい、後で思い出の部屋に保管する。
エリザはというと、母とお茶会をしている。
「捕まえた」
「ちゅかまっちゃったぁ」
ノアを抱き上げると、ぎゅっと抱きしめた。ノアはきゃっきゃと笑いながら、俺の胸に顔を埋める。
「リア充かよ……(ボソッ)」
「ん?エリザちゃんなんか言った?」
「いいえ、なんでもありませんわ。」
「ジュード、ノアちゃん、そろそろお部屋に戻りましょう。」
「あい!」
お昼寝の時間が始まると、ノアはお布団でぬくぬくと眠る。エリザは「くそ……体は幼児……心は大人。眠りたくない。私のプライドが…ぐぅ……ぐぅ」と眠りの世界へ入った。
「眠ったわね。ジュード、少し時間はあるかしら?」
「はい」
「ジュード、あなた達に新しい弟か妹ができることは知っていますね。ノアちゃんの誕生日にはこの子がいる予定です。
赤ちゃんは弱いです。私達はその子に付きっきりになってしまうかもしれない。でも、あなた達への愛が無くなる訳では無いの。
ノアちゃんはまだ小さくて、寂しい気持ちをさせてしまうかもしれない。大好きなお義兄ちゃんが取られたと思う可能性もある。
ジュードにはいつも通りノアちゃんをしっかり見ていて欲しいの。」
「はい。(そのつもりです)」
「ジュード、子供は11月に産まれる予定だ。少し…いや、だいぶ忙しくなるだろう。セリーヌの体調がどうなるかも分からない。私一人では難しい場面も出てくるだろう。ジュードもノアもできるだけ手助けして欲しい。」
「はい。私もノアも弟か妹のことを楽しみに待っていますが、それと同時に母上のことも心配しています。
助けられる事があればノアと一緒に助けます。」
両親の予想通りノアの嫉妬が爆発することを、この時の俺は知らない。
☆☆☆
先の話を書いているのですが、頭がファイヤーしそうなほど人が出てきて分からなくなりそうです。いつも♡いいね・お気に入りありがとうございます。励みになります。(作者より)
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