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1日
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ー山田 誠ー
結局眠れず、出勤した俺は同僚から散々な目にあった。
仕事に手がつかない、、、と思ったけど今はもう、直向きに仕事に明け暮れるしかないようだ。
俺みたいな人間がいるから栄養ドリンクは重宝され続けるんだろうか。とか普段なら絶対考えないことを考えた。
まるで誰かに憑依されたみたいだ。
朝も昼も夜も仕事をして、真夜中になってやっと心の整理をしようとする。
でも、もう遅い。
あまりに散らかりすぎて
手を出すのが遅すぎて
ほら、もう朝だ。
車に乗ると、またあの音楽が流れてくる。
不器用な鼻歌も一緒に聴こえてきそうだなって考えるとちょっとだけ笑えた。
あれは何の映画の挿入歌だったか...
あいつの好む曲は、どれも珍妙で聴いたこともない曲名ばかりだから、
困ったことに一向に思い出せない。
馬鹿野郎だな。
俺でも知ってるような曲を残してくれたらよかったのに。
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