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主従関係
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【厠騒動②】
※僅かながら小スカ表現注意
この状況に比べると辛く厳しい鍛練や任務の方が何百倍もマシだ
今現在、俺は人生最大の危機に晒されている
任務を終えて、鬼に連れ去られていた女の子を救出した際に悲劇が起きた
知らないうちに頸を斬っていた鬼を成敗した安心感からか突然の尿意に襲われた
だけども保護した女の子を安全な場所まで送り届けなくてはならないからその辺でする訳にもいかない
山奥だから都合よく厠なんか有るわけない
しかも、その子がスッゲー可愛い子だから粗相なんか死んでも許されない
取り敢えず全集中で我慢の体制に入ってみる
道中に色々と楽しい会話なんかもしてくれてるんだけども残念ながら俺の頭の中は厠の事でイッパイだ
バレないように相槌を打ちながら当たり障りのない対応を続けて必死に猛烈な尿意と格闘中
やっとの思いで山から抜けると、その子を家の近くまで送って漸く解放された
我ながらよく耐えた…と思った瞬間、無情にもとてつもない尿意が再び俺を襲う
「……くっ、…う…ん……そろそろマジで…ヤバい…かもっ」
「ヤバいって何が?」
「何って…ぁっ…ぁっ…ダメダメ…くぁっ」
「久し振りだな。竈門達に任務だって聞いたから近くまで迎えに来たんだけど、」
「はっ、あっ…くぅ、ん…う…宇髄ひゃん…?!」
「さっきからモジモジしてエロい声出して何してんの?それに一緒にいた女って誰?俺以外の奴に愛想振り撒いてんじゃねーよ」
「ふっ…ん、ハァ…誰って…ひぅっ…やっ…あぁっ!」
「だーかーらーこんな所でそんな声出すなって…特にこの辺は変質者が多発してる区域だから襲われんだろ」
「だっだって…あぅん…ッ…やだぁ…俺もう、…んっんん~~」
「……もしかして発情期?最近忙しくて相手してやれなかったから溜まってんの?」
「あ、あんっ、ん、んぅ…はぅ、ん…違っ…違うから…ぁっ…」
「ならさっきの女に何か盛られたか?だったらこのまま俺と来い。派手に可愛がってやる」
うっわー最悪な場面で宇髄さんに逢っちゃったよ
確かに暫く逢えてなくて逢いたかったから嬉しいんだけど、今じゃない
こんな悠長に話してる場合じゃない…漏れちゃうよ!!
何か心配してくれてる宇髄さんには悪いんだけど一刻も早く厠を探さなきゃ本当にマズい
俺の膀胱が…限界だ…
「はぁ…はぁ…宇髄さん、………なさい」
「お前大丈夫か?兎に角屋敷に…」
「ごっごめんなさい!俺、とてつもなく大事な用があるんで今日のところは失礼しますっ」
「あ?俺より大事な用って…オイ!」
アンタよりも大切な用なんてないよ…ただ厠に行きたいだけ
漏らしそうだから帰りますなんて恥ずかしい事言えない
話の途中だったけど強引に振り切って逃げるように駆け出して必死に探す
多分メチャクチャ怒ってるだろうな…後でどんな罰も受けるから今は早く用を足したい…!!
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