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寒くて仕方なくて、誰かにしがみついていたい時には、いつも僕はイツキを呼んでいた。どんなに僕がぐだぐだで甘えたい時にも優しく相手をしてくれるから。
イツキもそれを分かってくれていた。イツキに優しくしてもらうことが僕の望みだってこと。
だから、こんな風にたまに酷く抱いて欲しいと望むと困惑される。それでも、何かあったのか、と聞かずに抱いてくれるイツキは結局優しいのだ。
「……イツキは僕とは違うから」
「え?」
ふと、無意識のうちにそう呟いていた。
イツキの手が止まって不思議そうな顔をしている様子を見るに、僕はまた水を差してしまったらしい。
セックスの最中に余計なことを考えてしまうとこんなことが起きるから気をつけなければいけないと思ったばかりなのに。
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