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「…待って、イツキ、それまさか」
「……あぁ、これか?」
「なんでそんなの持って……ッ」
イツキが手に持っていたのは見慣れた形式のバイブだった。その様子に、嫌な汗が滲み出す。
正直、バイブの様なセックス用の玩具は好きではない。人肌恋しくてセックスを求めるのに、機械的な冷たいものを使う意味が分からないのだ。
だが、イツキの視線は僕の懇願を黙殺していた。
「……カナタ、その体勢のまま足開け」
「……っ」
じわじわと近付いてくるイツキから目を逸らす。それで現実から離れられるわけではないけれど、せめてもの反抗に。それが逆効果だと、知ってはいたけれど。
「俺の言うことが聞けないのか?」
「イツキ、だから……っ」
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