アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
惚れた晴れた 3-②
-
「漢、小腹減った~、なんかあらへんのか?おっ、俺の好きなポッキー発見!」
「おい、勝手に……この、お前は」
今日も漢の部屋に転がり込んでいる真っ最中
あの後、ラーメン食べたら元気になると言って奢ってもらい、そのままの足で大学のすぐ近くにある寮に住む漢の部屋に着いて行き、そのままお邪魔
そしてマッタリするには最高で
(居心地良くてついゴロゴロしとうなる…)
「国……ほら、これで冷やしとけ」
いつの間にか用意したのか、漢の手には氷嚢の代わりとなる氷水が入ったビニールが握られていた
「腫れるとあとから痛くなるから、頬に当てとけよ」
「漢……おりごとう~ふぉんま漢はほー気ぃつぅこう、ん、な」
「……ひとまずポッキー食うの止めろ。つーか、それ以前にありがたいと思ってねぇだろ」
と、言いながらもまだ赤くなっている頬を気遣って差し出してくる
受け取った瞬間…
「冷たッ!!」
思ったよりも冷たくて、手が滑った
そして落下した先はお気に入りのジーンズの上
さらに最悪な事にビニールの口がきちんと縛られてなかったのか見事に氷水がぶっ掛けられる
「冷たーーーッあかーーんっ!!ベシャベシャに濡れたし漢のアホーーボケーーッ」
「アホだぁ??人の恩を仇で返しやがって……てッ、ちょっ国!!?なに脱ごうとして、ぉおおお、おい!」
「はぁあ?濡れたから脱ぐに決まってるやろ!だって、このままやったら気持ち悪いし」
「だ、だから待てって国!だ、だ、だったらさっさと帰って着替えろ」
「はぁあ?こんなナリで往来歩いてみぃ、漏らしたって疑われるわ!」
「疑われてもいいだろ!」
「いいわけあるかい!くそっ…馬鹿にしおって~そこまで言いわれたらなっ、意地でも脱いでやるわッ」
下半身丸出しでウロつかれるのが嫌なんのは分かっとる
ここまで来たら売り言葉に買い言葉
濡れたジーンズを下ろした
「ふふっ~ん、どや漢!もうこれで追い出されへんやろ?」
「ーーーッ!!この…俺の気持ちも知らねぇで…お前はッ本当に空気読めねぇな。
あーー、たくっ……履いてねぇ下着あるし、ズボンも貸すから、その姿…勘弁してくれ」
俺の方を一切見ないように背を向けて、諦めた様にクローゼットをガサガサと漁り出す
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
32 / 75