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「ゆう、寝るならベッド行けよ」
声を掛けられて目を開けると
既に部屋着に着替えたヒロが
顔を覗き込んでいた。
「ん、おかえり。」
そう返すと、少し笑って
「メシ、旨かった。」
大きな手で髪を撫でられる。
心地いい重みに目を細める。
その間ずっと、ヒロは俺の顔から目を逸らさない。
部屋の時計を見ると
もう深夜2時になってた。
「ヒロは?まだ寝ない?」
そう聞くと
「もう少ししたら行くから、先寝てろ。」
素直に頷いて、寝室に向かう。
自分の部屋にあるのよりも大きいヒロの家のベッドに体を埋めて、深呼吸する。
落ち着く匂い。
しばらくして、ヒロが入って来る。
寝たフリをしてると、そっと頬を撫でられる。
目を閉じていても感じる視線。
なかなか眠れずにいると、隣では寝息が聞こえ始めた。
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