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ただでさえ憂鬱な月曜から残業で、
集中力も散漫になってきて伸びをする。
「先輩、何かメシ買ってきましょうか?」
「いや、帰ってから食うから。」
「帰ってから食うんですか?」
太りますよというメッセージを込めて言うと、それは正確に伝わったみたいで。
「今コンビニもの食うより、家でちゃんとしたもの食った方がいいし」
俺の体型を見てから、もっともらしい事を言う。
「ちゃんとしたものって、先輩自炊するんですか?」
驚く俺の質問は、そんなわけないだろの一言で流された。
「ああ、彼女ですか?いーですね。」
そういえば、ここ最近何だか
先輩の機嫌が良い。
案外フツーに惚気るんだ。この人。
「いや、甥っ子の手作り。週1回通って1週間分バランスのいいメシ作り置きしてくれるから。」
どこか嬉しそうな先輩の言葉に、
今度は本気でびっくりした。
「優希くんの?」
「何で、お前が知ってんだよ」
そう言われて
ちょっと偶然…と、簡単に説明する。
もちろん、優希くんからされた
恋愛相談には触れずに。
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