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服を着替えて掃除を済ませた俺に
どっか行こうか、とヒロが聞いてくる。
「車出してくれるならスーパー行きたい」
米とか買っときたいし。そう言う俺をヒロが優しい目で見つめる。
「ゆう、それじゃ薄着すぎ」
着てた服にマフラーだけを足して出かけようとした俺をヒロが引き留める。
「ちょっとコレ着てみて。」
クローゼットから出してきたヒロの
カウチンを着せて
げ、俺より似合うって悔しそうなヒロが可愛い。
いつも行ってるスーパーだけど
ヒロと一緒だと何だか楽しい。
「あ、ゆうの友達いるじゃん」
ヒロの視線の先には
幼稚園くらいの子達がお菓子を選んでて。
「なにそれ」
からかわれて、怒ったふりをする俺をヒロが面白そうに眺める。
カート押すの似合うねとか、変な誉め方するから、ヒロはスーパー似合わないねって返す。
何でもない、こんな日が
これからずっと続いて欲しい。
そんな風に思った。
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