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中島臨太朗と兼近大樹の創世記⑦-Ⅱ ※性的描写あり
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「かねち、これ抱いてな」
りんたろーさんがもうひとつのデカ枕を俺の胸の上にのせてくれた。
これから起こることはもちろん未知の世界、こわいよ、全てが。
自分がどうなってしまうのか、体はどうなってしまうのか、でも一番こわいのはりんたろーさんの気持ちが変わってしまわないか…
“思ってたのと違う”とか言われたら―――
「いいにおいがする…」
「チェリーブロッサムの香りだって。かねちにピッタリだね」
ほんのり漂ってくる香りは束の間の安心感をくれた。
「さわるよ…?」
「うん…」
りんたろーさんがローションを手につけ、俺の入口のまわりを優しく円を描くように撫で始めた。
「ん…んっ…」
「冷たい?」
「うん…っていうかくすぐったい…」
「ここに締める筋肉があってこれをほぐすのが重要だからちょっと我慢してね」
俺、今すげぇ格好してるんだよな…なんか想像するとちょっと笑けてくる。
そんなことを考えてたらりんたろーさんが再び、ローションを手に取った。
「指…入れるよ?」
「あ、うん…」
ついにくるのか……
心臓が爆発するんじゃないかってぐらいバクバクうるさい。
りんたろーさんの指が入口の門を開けた。
「う、あっ……あ…」
「痛い?」
指1本ぐらいなら…って少し余裕もあったけど、でもやはりそこは入口ではなくて出口だった…まさにEXIT…って言ってる場合じゃない、痛いもあるけどそれより何とも言えない凄い違和感。
「今、指先3センチぐらい入ってるけど…どう?」
「そ…うなの…?なんか痛いよりも違和感がエグい…」
「まぁ、それはそうかも…もうちょっと入れるよ?」
「うん…」
徐々に徐々に強くなってくる違和感に奥の方で潜んでいた恐怖が早くも顔を出す。
「あ…あっ…やっ…やだ、やだっ!」
「ゴメンゴメン、大丈夫か…?」
途中でやめんなって言ったの俺なのに、指1本で情けねー…こんなんじゃいつまでたっても先進めねぇじゃん…
悔しくて、情けなくて…また涙出てきた…ホント、泣き虫は直らねーな…
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