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9-③
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突然の事で部屋の中が一瞬にして固まった
そこに現れた人物にみんなが目を奪われる
そして俺は違う意味で
(な、なんで?)
硬直していた
走って来たのか膝に手をつき前屈みになり、体全体で息をしている
はぁ、はぁ…と荒かった息が落ち着き、体を起こすと羨ましい体格がより一層分かり
そして整った顔と目線が合った瞬間、心臓が跳ねた
「居た…」
ボソリと呟き動いた唇
誰に対してその言葉が呟かれたなんて俺にとっては一目瞭然で…
「春日ちゃんッ」
「さ、佐久間…」
突然の乱入者
この場に現れるはずのない佐久間が必死な表情で俺の名前を呼ぶ
女の子達は最初は驚いていたが、佐久間の顔を見た後、キャアキャアと黄色い声を上げて盛り上がり、伊藤たちはなんで佐久間が?そんな疑問をぶつけ合っている
そんな状況はいっさい合切無視して、弾かれたように…
「うっうっ‥春日ちゃん、浮気はダメーッ!」
「ぐあっ、ダァーーーッ、引っ付くなぁぁぁ」
勢いよく抱き着いてきた
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