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契約するということ。
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LPが回復できなければ消えてしまうので、基本は契約(ロスト)を組んだ相手のみと性行為をすることになる。
まぁ、セックスがしたいだけなら誰とでも出来なくはないが。
ただ、渚の契約(ロスト)を組んでほしいという言葉はつまりはそういうことで。
「……そうだな。でもそれ俺はいいけど、渚も基本、俺としかLP回復出来なくなるぞ」
いや、俺としてはむしろそうして縛り付けておきたいのだが。
もし、自分に何かあって許可を出せなかった時。
もし、なくなった際、二十四時間の間にLPを回復できなかった時、それはデメリットの方が大きいわけで。
最悪、お互いにこの世界で消えてしまうことになる。
そのことを渚はちゃんとわかっていて言っているのだろうか。
「それでいい。荒玖以外の人とそういうことするつもりないから。するくらいなら、一緒にこの世界で消えてもいい」
「…………」
なんでこいつはこういうことを言ってしまうのだろうか。
本当は馬鹿なことを言うなと叱るべきところなのに、“嬉しい”と思ってしまう辺り、俺もだいぶヤバいのかもしれない。
「お前……本当にバカだな」
「なんでだよっ……荒玖は他の人と出来るのか? 俺以外の人とでも出来――ンンっ?!」
俺への文句を続けようとする渚の唇を言葉ごと飲み込むように自分の唇を押し当てる。
もうずっと触れ合っていたい。
このままずっとキスしていたい。
何度唇を、体を、重ねても足りない。
「ん……、っはぁ……っ、荒玖……」
「……俺だってお前としかこんなことしない。出来るならずっと一つになっていたいくらいに、渚だけが好きだよ」
「……ホントに?」
「当たり前だろ。お前じゃなきゃ、ここ、こんなになったりしない」
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