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ころん 、 とベッドに寝かせれば俺の名前を呼ぶ 。
ここで一緒に寝ろとでも言うのか 。
しかし満更でもない俺は 、 普段より幾分も早くベッドに就いた 。
「 りゅう 、 ねむい? 」
俺より眠そうに頭を揺らしているくせに 、 俺を早く寝かせたがる猫 。
眠くないと答えれば 、 そう 、 と納得してくれる 。
聞き分けがよくて助かった 。
「 みふゆ 、 明日の朝なにが食いたいか考えとけよ 。 なんでもいいは無しだからな 。 」
「 …… おむらいす 、 だめ? 」
「 それは今日食っただろ 。 りんごとかヨーグルトでいいか? 」
なにを言っても肯定しかしないだろう 。
案の定 、 小さく頷いて嬉しそうにすり寄ってきた 。
子供体温が身体に馴染んで 、 ちょうどいい 。
いつの間にか寝息をたてはじめた猫を腕の中に閉じ込め 、 俺もまぶたを閉じた 。
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