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第6話(R)
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学校が終わり、いつも通りKの車に乗ってハナムラコーポレーションに向かおうとしたとき、大悟の携帯にレイから連絡がきた。
『藤原和己と接触したな。学校ではそいつと行動を共にしろ。行き帰りはシラサカに送迎させるのは変わりないが、しばらくウチには来なくていいから』
「え、でも、仕事が!?」
『カナリア、これはボスの命令なんだ。いいから従え』
花村の名前を出されてしまえば、大悟は何も言えなくなる。はいと言って電話を切るしかない。既にKも承知しているらしく、そのまま自宅へ向かった。
藤原は同じマンションの三階の部屋に住むらしく、ミカも一緒だという。夕飯を一緒にと言われたので二つ返事で了承し、大悟はKと共に一旦自宅へ戻ったのだが……
「……ッ、ん、……や、待、ッ……!?」
玄関を施錠すると同時に、体ごと扉に押しつけられ、Kから激しいキスの応酬を受ける。反論も、息つく暇もなく続けられれば、嫌でも欲情してしまう。
「俺のキスだけで勃っちゃったね」
Kは左の耳元で囁いた後、舌で舐め回す。その間、性急に制服の上着を脱がされ、廊下に放り投げると、するりとネクタイを取り、シャツを捲り上げると、今度は左の胸の突起を愛撫する。
「や、だ、K、ここ、じゃ、や……んっ!?」
愛撫をしながらKは器用にベルトを外し、スラックスを下ろした。下着の中で勃起したペニスを握りしめる。
「もうヌルヌルじゃん。そんなに俺が欲しかった?」
言葉は優しいけれど、Kはひどく焦っていた。少し煙草のにおいもした。こんな風に大悟を抱くときは決まって仕事をしたとき、人を殺した後だったりする。
「あっ、あ、ッ、アアッ、やだ、ここ、ベッド……ッ!?」
「無理。持たない。ここでやらせて」
下着をずらして、勃起したペニスを激しく擦られ、同時にKの舌が大悟の口内を這い回る。
「ん、ん、あ、っ、あ……ッ!!?」
狂おしい程の快感を一気に与えられ、Kの手の中に白濁を吐き出す大悟。すぐさま体を反転させられ、蕾の中にKの指が侵入する。
「ん、んんッ………ッ!?」
「言ったよね、俺以外、見ちゃダメって」
Kは大悟の耳元で囁きながら、いつもより乱暴に広げていく。
「あっ、見て、ない、K、しか、ああっ!?」
Kの指が前立腺に触れた途端、ビクンと仰け反る。扉を挟んだ向こう側は共用スペース。もし人が通っていたら、声が聞こえるかもしれない。
「嘘つき。カズミと笑ってたじゃん」
「ひっ、ぁああっ……!?」
指が二本に増え、前立腺の刺激も強くなる。ここまで荒々しいKは初めてだった。
「あいつに好きって言われて、どう思った?」
「だ、から、それは……ッ、ああっ、や、ああん!?」
三本に増えた指がバラバラに動き始めると、何も考えられなくなる。藤原が大悟を好きだと言ったのは、ふたりでいることが不自然にならないためなのに。
「渡さねえから」
指が抜かれてまもなく、Kの熱いペニスが侵入してきた。
「ッ、ん、んんっ……ッ!!」
「おまえは俺のものだから」
奥まで貫かれ、休む間もなく、激しく突き立てられる。
「あっ、ああっ、K、ああっ、あっ、ああっ……!!?」
「もっと聴かせて、ハニーの厭らしい声」
もう、何も考えられない。Kのことしか考えられない。
「あっ、K、好き、大好きぃ!!」
頭が真っ白になってまもなく、大悟は白濁を吐き出した。
「おい、締めすぎ、……ああ、持たねえ……ッ!?」
その後、Kの熱い飛沫がドクドクと注がれたのだった。
「いきなり悪かった」
我に返って、玄関の惨状に唖然としていると、Kにひょいと抱き上げられ、部屋に上がる。
「いい、歩けるから」
「風呂に連れていく。ちゃんと掻き出すからな」
いつものKと違って、どこか辛そうで、大悟は心配になる。
「どうしたの、何かあった?」
「何もないよ」
それが強がりであることは、大悟とてわかる。
「でも!?」
「本当にごめんな」
そう言って、Kは大悟の背中を撫でて、大きな溜息をついた。
俺が子供だから、話してもらえないの?
護られるだけで大悟は何も出来ない。どうすれば、もっとKに近づけるのか。彼の苦しみに寄り添うことが出来るのだろうか。
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