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第15話(R)
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シラサカはカズミを学校まで送り、自宅マンションに帰ってきた。ただいまと言って玄関を開け放てば、大悟はおかえりの挨拶もなく、いきなり迫ってきた。
「聞いて、K、ミカちゃんさんが重要な手掛かりをくれたよ!?」
「ハニーは俺よりミカちゃんの方が大事なの?」
「そういうことじゃなく……ッ!?」
施錠をしてから、シラサカは大悟の言葉を塞ぐようにキスをした。強引に舌でこじ開け、大悟の口内に侵入し、欲情をぶつけるべく這い回る。
昨日から、俺がどれだけ我慢してると思ってんだよ。
正にこれからというときにレイがやってきた。それだけでなく、毎日のドライブデートがなくなった。その分、家で一緒に過ごす時間は増えたが、アレはアレで楽しかったのだ。車内であんなことやこんなことをしよう(言えば大悟に変態だと罵られるから黙っていた)と密かに計画していたのだ。
「だからね、K、ミカちゃんさんが」
「そういう話は後な」
シラサカは大悟をひょいと抱き上げ、部屋に上がる。
「待って、夕方、藤原を迎えに行くんじゃ……!?」
「それまで時間あるじゃん」
大悟の反論は全部無視して、ベッドルームの扉を開け、ベッドに寝かせる。
「いや、でも!?」
部屋着のトレーナーとスウェットパンツ、下着を有無を言わせず脱がせる。戸惑う大悟に向かって微笑みながら、シラサカも服を脱ぎ捨て、ベッドサイドに置いてあるローションと避妊具を準備する。
「昨日は、子供扱いした、のに……」
時間を持て余したらしい大悟はそう言って、ぷいと横を向いた。
「うん。昨日はね。そうでもしなきゃ、めちゃくちゃにしそうだったから」
ローションを手にとって、手で温めながら微笑むシラサカ。
「てゆーかさ、俺、まだ触ってもいないんだけど。なんで勃ってんの、ハニー?」
その気になっているのは明確である。元よりシラサカも、とっくに膨れ上がっているのだが。
「これは、その、だって、Kが……ッ、あ、ああっ……!?」
温めたローションと指が大悟の蕾に侵入する。早く繋がりたいという気持ちを必死に抑え、少しずつ中を広げていく。
「あっ、ああっ、K、あ、アアッ……!?」
足りないと言わんばかりに、大悟は自ら腰を動かし始めるが、シラサカはそれを制した。
「焦っちゃダメ、ハニー。後でいっぱい突いてあげるから、今は我慢ね」
「や、K、はや、く、あ、ん、ッ……ああっ!?」
焦らして焦らして焦らす。大悟にシラサカ以外を見えなくして、欲しがらせる。我ながら酷いやり方だと思わなくもないが、こうなった大悟はとにかくエロい。
指が二本から三本へ増え、シラサカを受け入れる準備が整ったことを確認して、シラサカは膨れ上がったペニスに避妊具をつけた。
「K、早く、きて……」
大悟は潤んだ瞳でシラサカが欲しいと訴えてきた、壮絶な色気を漂わせながら。
こうじゃなきゃね、可愛い可愛い俺のハニーは。
この世の亡霊であるシラサカは、他人に対する興味が薄かった。人並みに恋愛をして、誰かとつきあったりセックスもしたけれど、殺し屋であることは決して悟らせなかった。偽りの自分を作り上げていたから。
だが大悟は違う。シラサカの本当の姿を知り、それでも好きだと言ってくれた。
「ッ……ん、あっ、ああっ……ッ!!?」
十分に慣らした大悟の蕾に侵入する。これこそがシラサカだけに許された背徳の行為である。
「ハニー、もう少し緩めて。じゃないと、イイトコ突いてあげられないよ」
相変わらず締めつけが強い。それはシラサカを拒んでいるからではなく、求めているからでもあるのだが。
「あ、ん、ああっ、K、もっと、アアッ!?」
「もっと鳴いて、俺だけの可愛いハニー」
「やっ、あ、そこ、ああっ、ん、ああっ!?」
感じる場所を的確に突いてやれば、大悟は嬉しげに鳴く。その声がますます煽ることに気づかずに。
「イッていいよ。まだまだ終わらないからね」
「やっ、あっ、ら、め、あ、ああっ……!?」
耳元で囁いて、激しく突き立ててやれば、まもなく大悟は白濁を吐き出した。
「ふふ、気持ち良かった? これからだよ」
「や、まっ、て、ああっ、ああっ……!?」
休む間もなく、激しい突き立てれば、大悟はガタガタと体を震わせ、狂ったように鳴き出す。
「あっ、ああん、ら、めえ、おかしく、なる、ぅ、あっ、ああっ!?」
「こんなハニーを知ってるの、俺だけなんだよな」
誰の目にも触れさせず、自分という檻の中に閉じ込めてしまいたい。そして、朝も昼も夜もずっと抱いていたい。
「K、好き、だい、すき、あっ、ああっ!?」
「うん、俺もだよ。ハニーが世界一好きだよ、愛してる」
シラサカは一旦動きを止め、耳元で囁き、舌を這わせる。耳裏から耳朶、穴の中まで舌で丁寧に愛撫すれば、それだけで大悟はビクビクと体を震わせ、甘い声で鳴き続ける。
「あッ、やぁ、それ、ら、めえ、アアッ、ま、た、イク、ああッ……!!?」
「いいよ、何回でもイッて」
結局、カズミを迎えに行く直前まで、シラサカは大悟を抱き続けた。
「少しだけ待っててね、ハニー」
意識を飛ばしてしまった大悟に布団をかけてやり、頬にキスをする。シラサカは手早く着替えを済ませ、部屋を出た。
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