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《晴》
何かこう………暇……。
仕事も、毎日同じデスクワーク。
目新しいモノなんて何一つないし。
先輩を揶揄って遊ぼうにも、先輩は可愛い恋人に夢中だ。
けどずるくね?
先輩はノーマルだったのに、那月くんに会って、
あれよあれよと言う間に相思相愛。
こちとらセフレ候補に振られてばっかなのに!
やっぱずるい!
まぁ……
先輩と那月くんには幸せになって欲しいし、邪魔する事も出来ないし!
うーー、せめて幸せのお裾分けを〜
……なんて莫迦な事を考えるくらい
あーーー
ひま……………
「な?おもしれーとこ、あるんだ!
行ってみないか?」
って言って来たのは、ゲイばっか集まる酒場での事。
ここは一夜限りのセフレ見つけるには格好の場所だけど、当然胡散臭い奴もいる。
その古顔の胡散臭い奴が言った。
「面白いとこ?」
「『コーチク』って言うF通りの奥まった店。
まー、要するにアレだ、店主が一夜限りの恋人紹介してくれるヤツ。
ただし片方には拒否権はない。」
呆れた。
それ、売春宿じゃねーか?
「それってばいし」
「しっ!!
リーズナブルだし、ま、なんだかんだ言っても相手も楽しんでいるんだし、後腐れもない。
今なら割引OK!」
新手の客引きか?
「お断り。」
店主に言われるままに拒否権ないなんて、結局は金の為に付き合ってSEXするんじゃねーか。
「そうかー?
ま、気が変わったらいつでも声かけてくれよ?
高岡の紹介だ、って言ってくれたら通じるし。」
結局は宣伝か。
「ま、行けたら行くよ。」
「そう言わずにさ、是非言ってくれよ〜。」
あ、」
また違う奴に声を掛ける。
「なぁ、おもしれーとこあるんだけど!」
暇だねー、奴も。
いや、金儲けか?
紹介したらマージンがもらえるのか。
ため息吐いて、少し離れた所で酒を飲んだ。
一方的な性欲の捌け口に、金でSEXの相手を買うなんて何かやだ。
ま、買う奴がいるから、売る奴もいる。
売春してる奴にもそれなりの理由はあってやってるんだし、ま、とやかく言うほどの事はないけど。
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