アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
41 《痩せた男》☆
-
《痩せた男》
よく寝た。
下に降りて行くと、ソレが泣いていた。
ギリギリまで行ってそれ以上は行けないとわかって泣いてるらしい。
無駄な事を。
金で買われたのなら、それらしく従順でなければならない。
お仕置きがもう一つ増えたな。
ガンッと壁を叩く。
ビクッとして振り向いた目が恐怖で一杯になる。
「挨拶も出来ないのか?」
「ア……」
「挨拶!」
グイッと髪を引っ張る。
そのまま床に勢いよく叩きつけ、頭を上げないように上から抑える。
「…ァウッッ!!」
「そうだ、挨拶は土下座だ。
覚えておけ。」
また髪を引っ張り顔を上げさせる。
涙でぐちゃぐちゃな上に鼻血まで出してる。
汚らしい。
「わかったな?」
コクコク頷く。
そのまま放り出して、遅めの朝食の準備に取り掛かる。
出来た。
防水シートから少し離れたソファに座り、ゆっくりと朝食を楽しむ。
いい香りが漂う。
ヒクヒクと鼻を鳴らして、物欲しそうな目で私を見てる。
涎を垂れるのを慌てて飲み込む。
卑しい。
逃げようとした罰だ。朝食は与えない。
朝食が終わった。
さて、また漏らされては敵わない。
「トイレに行きたいか?」
コクコク頷く。
「逃げようとしないなら、トイレに行かせてやってもいい。」
腰の縄をトイレに行けるくらいの長さまで伸ばしてやった。
「トイレはあそこだ。」
そろそろと立ち上がり、ヨロヨロと歩き出す。
トイレが済んだら、トイレの前でヘタと座り込む。
まぁこれでトイレは解決。
行きたくなったら自分で行ける。
漏らしたら当然お仕置き。
「来い。遊んでやる。」
へたり込んだまま目を見張る。
イヤイヤと首を振ろうとして、躊躇した。
さすがに痛い目にあったから逆らうのが怖いらしい。
かと言って動きもせずただ恐怖に怯えてる。
イライラする。
コレに選択権はない。
私が遊ぶと言ったら、ハイ一択だろう?
大股で近付いて行き、髪を掴んだ。
そのまま引き摺る。
「イーーッッッ!!!」
後ろ手に括られてるからバランスを崩し、バタバタ暴れる。
ブチブチと変わった髪が千切れ、痛みに泣き叫ぶ。
「煩い。」
シートの真ん中まで来て、平手で顔を叩く。
唇が切れ血が流れる。
土下座させた時の鼻血は止まったものの、鼻を拭う事が出来ないから鼻から口から血を流している格好になる。
なんて無様。
コップに水を汲んで、顔にぶち撒ける。
2.3回やったら、何とか取れた。
「ガハッッッ!!ゴボッ!!」
鼻が口に入ったのか、ソレが咳き込んだ。
「さぁ口でしろ。
いつもやってるだろう?」
二日目が始まった。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
41 / 208