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53 《近藤》☆
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《近藤》
子猫を適当に選んで別室に入る。
子猫は裸だ。
「お客さん、どうしましょうか?」
選んだ子猫は、顔的にはパッとしない、純情で気弱そうな子猫。
確かプラムとか言ったな。
「そうだなぁ、まず子猫と言ったらアレだろ?」
「何?」
「じゃれあいたい、って事。」
ベッドに押し倒した。
「あっ……」
口に、頬にキス。
徐々に下りていって首筋に。
男とヤルのは初めてだが、セックスには変わりないだろ。
「ぃ…あぅ……」
どうやらこの子猫は首がウィークポイントらしい。
「感じるの?」
「……は……ぃ……」
プラムの顔が紅潮し、ビクッビクッとモノが大きくなる。
更に首を攻め、背中に下りる。
プラムのモノをそっと方手でシゴく。
俺は意外と男のモノでも抵抗ないらしい。
新発見だ。
と、同時に赤くなった乳首をもう片方の手で撫でるように揉む。
「あ…!ダメ……!!」
もう我慢出来ないらしい。
「いいよ。出して?」
「そ…んな……!お客さん…より先…に…」
「いいよ。我慢する事ない。」
「ぃ……!!!」
一瞬息を詰めたかと思ったら、イッた。
潤んだ目でハァハァと息を乱している。
「す…みま…せん……。」
「何謝る事がある?
感じてくれて嬉しいよ?」
抱きしめて言うと、プラムの目から涙か溢れた。
「どうして泣いてる?」
「あ…お客さんみたいに優しい人…初めてで。」
「此処はSM禁止だって聞いたけど?」
「……キツい事はされません。
でも……客に奉仕しろ……っていう方が多いので。
あ……」
しまった、と言う顔をプラムがする。
「いいよ。誰にも言わない。
内緒だ。」
耳に口づけすると、顔を赤くした。
これは良い子猫に当たった。
チャンスだ。
「此処は長いの?」
「半年くらい。
………そのゲイだ、ってバレて……家庭にも居づらくて、此処なら、趣味もわかって貰えてお金ももらえると。」
「うん。」
優しく肩をさする。
「お客さんは俺に性欲処理求めて…それが仕事って言われればそうなんですけど……何か……違和感が……。」
プラムは精神的に繋がりたい、って訳か。
性欲処理を求める客と子猫、その上で金になるならウハウハだがこの子猫のように精神的にも繋がりたい、って言うのは無理なんだろうな。
「わかるよ。」
も一度抱きしめて、額にキスする。
プラムが赤くなり、嬉しそうに俺の胸に顔を埋める。
こういう事がしたかったんだな、この子猫は。
「違和感感じて、辞めようとはしなかったの?」
「……辞めようとはしたんですけど、此処で働く時に、支度料とか部屋の維持費とか仲介料と掛かってる、それを払え!って言われて。」
呆れた。
結局は金で子猫を縛ってるんじゃないか。
その後、話を聞いて合間合間にキスとボディタッチ。
プラムはずっと頬染めて嬉しそうだ。
焦らない、焦らない。
まず信頼関係を結ぶんだ。
「二時間です。」
下から声がする。
「あ……!どうしよう!!
お客さんのまだ……!!」
「いいよ。
君が気に入ったんだ。
この次来た時も君を指名する。
いいか?」
「はい!!」
プラムがコクコク頷く。
どうやらこの子猫の信頼を勝ち得たらしい。
子猫には悪いが、今度来た時は詳しく聞かせてもらおう。
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