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54 《近藤》☆
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《近藤》
次の日も、またコーチクに行った。
プラムを指名して2階の部屋で待ってると、程なくしてプラムが現れた。
「やぁ、来たよ?」
プラムは信じられないというように、目を丸くしてる。
「どうした?
来るって言ったろ?」
「それは……社交辞令で言って下さったとばかり。
ほんとに僕で良いんですか?」
「気に入った、って言ったろ?
プラムがいいんだ。」
プラムが頬を染めた。
「今度は僕が…。
あんまり上手ではありませんけど。」
「うん。頼む。」
プラムは、俺のジッパーを下ろすとフェラを始める。
最初は誘うように舐めて、次第に激しく。
幾つくらいなんだろう。
少なくとも20代前半。
18以下は居ないと晴が言ってたが、10代かもしれない。
セクシャルマイノリティの理解が広まったとは言え、まだまだ世間には受け入れられない。
そうと判れば、家庭でも職場でも居づらくなる。
ある意味プラムはその被害者だ。
激しくなる口淫に考える事が、段々と出来なくなる。
何があまり上手じゃない、だ。
十分上手いじゃないか。
「あうあ、あえに(どうぞ、口に』」
口に俺の大きく太くなったモノを咥えながら、俺を見上げて言う。
その目がひたむきで。
もう我慢出来ない。
口に出したソレをプラムは表情も変えずに飲み込んだ。
不味いだろうに。
その後顔を上げて、にっこり笑う。
「良かった。
前回してあげられなくてずっと気にしてたんです、」
前話した時、お客さんは皆、奉仕を求めてくると言ったプラム。
少し寂しそうだった。
プラムの顔を上げさせ、濃厚なキスをする。
「ぁう……」
プラムはびっくりして、次第にオズオズと舌を絡めてきた。
長い長いキスが終わった後、プラムは息を乱しながら戸惑いがちに俺を見る。
「……どうして…」
「口直しだ。
フェラは最高だったよ。」
抱きしめると、泣いた。
綺麗な涙だった。
騙して、気のある振りして聞き出そうとしている事が後ろめたい。
いや、コーチクが問題になれば、自ずとプラムも自由になれる。だからいいんだ。
と無理矢理自分を納得させた。
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