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過去
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僕は昔お母さんとお父さんとの3人で暮らしてい
た。みんな仲が良くて笑顔が絶えないそんな家
庭だった。そして僕もそんな幸せが続くと思っ
ていた_________
あの日までは
あれは夏の暑い日。家族でキャンプへ行った日
だった。みんなでバーベキューをしたり天体観
測をしたり夜更かしをしたりたくさん遊んだ。
そんな楽しい時間だった。
あの事故が起きるまでは____
僕たちが1泊のバーベキューを終え車に乗り家
に帰ろうとした時のできごとだった。お父さん
が運転し、お母さんと僕は後ろの席でおしゃべ
りしながら帰っていた。その時、前から子供が
飛び出してきた。不意なできごとに車は止まる
ことはできず子供を避けるしかなかった。そん
な事故だった。そんな中どうして僕だけが助か
ったか。これは医師の人から聞いた話なのだ
が、僕の両親はもう間に合わないことを察して
僕の上に被さり必死に僕を守っていたらしい。
そのおかげもあってか僕は大怪我をしたものの
命に別状はなかった。
でも両親は_____
即死だったらしい。
その頃まだ幼かった僕は何が何だか分からない
まま義両親に引き取られた。
そしてそこではお前が死ねばよかった。
お前のせいで2人は死んだ。
そう言い続けられていた。
最初は訳が分からなかった僕も成長していくと
同時に2人の言っていることを理解した。
僕のせいで両親が死んだ。
僕が2人を殺した。
僕は_____
僕はこの世にいらない存在。
僕が死ねばよかった。
幼い頃はご飯をくれない日があったぐらいだっ
たが、成長すると共に僕だけがのうのうと生き
て成長していることに腹を立てた義両親は暴力
に手を出し始めた。最初は抵抗したものの抵抗
すればするほど暴力は悪化する。そして暴力を
振るわれるのは僕が生きているから。僕が悪い
から。
そう感じ始めいつしか抵抗はしなくなっていっ
た。
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