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会長は、シャツの下に着ていたTシャツの中に手を入れ、身体を撫で回して来た。
僕は、抵抗を続けながらその感覚に耐える。
「初々しい反応だな。経験ないのか?」
恋をしたのも藤枝先輩が初めての僕は、もちろん、こういった事の経験はない。
会長は、僕の返事を待つ事もなく、Tシャツを捲り上げようとして来た。
「嫌だ…やめて下さい!」
僕は抵抗をいっそう激しくする。
(嫌だ……!)
誰にも、身体を見られたくなかった。
たくさんの傷跡が残る…この身体を……
僕の抵抗も虚しく、Tシャツは一気に捲り上げられた。
会長の目が、驚きで見開かれる。
僕の身体には、幾つもの傷跡がある。
母の再婚相手から、受けたものだ。
母の再婚相手は、ずっと僕を虐待していた。
行き過ぎた時は、包丁で、痛ぶるように切りつけてくることもあった。
その時の跡が、残っている。
母は僕を捨て…
その男と何処かへ行ってしまった。
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