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その後もスポーツ祭の事を話して、解散となった。
スポーツ祭は、生徒会が取り仕切るらしく、先輩と会長も1種目だけにしか参加しないらしい。
ちなみに、二人とも参加競技はバスケットボールだ。
絶対に先輩を見に行こうと、僕は心に誓ったのだった。
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その日から、会長は毎日のように会長室に来るようになった。
藤枝先輩がいる間は、会長室へ入室してよくなったらしい。
藤枝先輩がいれば、不適切な目的では利用出来ないからだ。
僕らが仕事を終えた頃を見計らって来て、30分程話して解散。
それが習慣となった。
会長は悪い人ではない(最初はあんなだったけれど)し、藤枝先輩と会長と3人で話をするのは楽しい。
けれど、藤枝先輩を好きな僕の心は複雑だ。
たまには二人きりでゆっくり話したいなんて…思ってしまう。
(それって、会長の事邪魔だと思ってるって事だよね…)
会長は僕に(本気ではないにしろ)好意的に接してくれているのに…
だけど先輩と二人きりで過ごす時間は、僕にとって何ものにも変え難い大切な時間で…
そんな事を考えて、ため息をつく事が多くなってしまった。
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