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03
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この学校の図書室は
3階の1番右端にあるらしい
つか、階段ってこんなに
キツかったっけ?
しばらく運動してなかったから
体力が落ちたかな…
1階から3階まで上がるのに
こんなに疲れるなんて
ちょっとヤバイかも…俺…
「大丈夫ですか?」
「…あ、はい…大丈夫です…」
俺とは違って
全く疲れてない相澤先生
やっぱり慣れてるのかな…
「ここですよ。ここが図書室です」
そう言われて顔を上げると
そこにはまるで図書館のように広い空間だった
「結構広いですね!」
「本もたくさんありますし、結構いいんですよ。ここの図書室」
周りを見渡すと
たくさんの本が本棚に並んでいた
何かいいな…図書室…
「僕、ここが大好きなんですよね〜」
窓際に立ち外を眺めながら
相澤先生がそう言った
「本がたくさんあるし、静かだし落ち着くし…。だから1日中ここにいても飽きないんです」
「確かに…本っていいですよね…。俺も本結構好きなんですよ」
「ふふっ…桐谷先生とは気が合いそうですね?」
「ははっ…そうですね?」
何て言いながら
2人で笑った
たまには図書室に来るのも
いいかもしれない
保健室と同じくらい
ここは落ち着く…
「暇な時…ここに来てもいいですか?」
「もちろんです!ぜひ来て下さい!」
「ありがとうございます」
ちょっとした息抜きに
いいかもしれない
そう思いながら
俺は本を探し始めた
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