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story.08 癒して
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「じゃあ俺はそろそろ戻りますね」
「了解しました〜!また来てくださいね?」
「はい、また来ます。朝陽くんも、またね?」
「はい…また…!」
少し控えめな笑顔を見せながら
朝陽くんはそう言った
そしてそのまま俺は
図書室を後にした
図書室を出た俺は
職員室には行かず、そのまま保健室へと向かった
「壱原くん…いないな…」
保健室に入ると
いつもいる壱原くんが珍しくいなかった
瑠夏くんと、どうなったかな…?
告白上手くいったのかな…
そんな事を考えながら
俺は自分の席に向かった
その時だった
誰かに後ろから抱きしめられたのは…
「…っ?!だ、誰…!」
「…捕まえた…」
聞き覚えのあるその声に
俺の中にあった不安がなくなった気がした
俺の…大好きな人の声…
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