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story10 再会 紘side
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4人で遊んでから
1週間が経った
その後も、たまに
連絡を取り合ったりしている
まぁ、歩夢とは毎日会えるけどね!
でも、今日は俺の用事のせいで
仕事を休んだため
歩夢に会えなかった
「病院なんて別の日でいいじゃん…」
そう、今日は病院に行く日
検査日なんだ
もう何年も経ってるし
大丈夫だと思うんだけど…
何て思いながら
俺は病院へと向かった
病院に着き
俺は先生の所へと向かう
「久しぶりだね、紘くん」
「お久しぶりです」
先生は優しく
ニコッと笑った
「元気そうだね?」
「はい、めちゃくちゃ元気ですよ」
「ははっ…それならよかった。頭痛とかもない?」
「はい、全然ないです」
「そっか。じゃあ、これが最後の検査になるかな」
「え?…もう来なくていいんですか?」
「うん。すごく元気そうだしね。でも、何かあったらすぐ来てね?」
「分かりました!ありがとうございます!」
俺は椅子から立ち上がり
深々とお辞儀をした
「医者として当然な事をしたまでさ。よく頑張ったね」
「…いろいろお世話になりました。先生には本当感謝してます」
「何かそう言われると照れるね…。でも、よく諦めなかったね。記憶を取り戻す事を。それだけで僕は嬉しいよ」
「諦めたくなかったから…絶対に思い出したかったから…。その思いのおかげで…俺は今、幸せです」
愛する人との記憶を取り戻せた事…
また、歩夢と一緒にいられる事…
それが何より嬉しくて
そして幸せなんだ…
「じゃあ、その思いが無駄にならないように…これからも頑張るんだよ?」
「はい!本当に…ありがとうございました」
俺だけが頑張ったんじゃない
先生のおかげでもあるから…
この先生が俺の担当医で
本当によかった…
「じゃあ、またいつかね」
「はい。またいつか」
俺はそう呟き
病室を後にした
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