アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
02
-
俺たちがその場についた時には
もういろんな人達が並んでいた
「この会社って結構人多いんだね」
周りを見渡しながら
想太が言った
「こりゃ、結構並ばなきゃいけないパターンだな…」
「…ごめん。俺のせいで…」
「なーに言ってんの!翔のせいじゃないよ!だから謝らないで?」
「……うん」
こいつといると…
どうも調子が狂う
何でかな…?
「まぁ、この待ち時間も翔と一緒なら苦じゃないな~!」
「…何だそれ」
「えへへ♪」
照れ笑いをしながら
想太は泣きぼくろをかいた
笑った時にさがる目尻が
想太の人柄の良さを表しているのではないかと
この時、俺は思った
「どこにも異常がないといいけど…」
「お前なら大丈夫だろ」
「そうだといいけど…。あー…不安になって来たー!」
少しだけ焦りを見せた想太は
落ち着かないと言った表情で
頭を抱える
「翔も、何もないといいね!」
「うん、そうだね」
俺は大丈夫だと…
安心していた俺に…
この後、起こる出来事など
予想できなかった
この日常が崩れようとしていたなんて…
思いもしなかった
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
77 / 300