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部屋に入ると
そこには白衣を着た先生がいた
「これからいろいろな検査をしますね」
「…はい」
そして俺はいろいろな検査をされ
診察の結果を待った
「…新妻くん、だったね?」
「…はい、そうですけど…」
「最近、体調悪かったりしない?」
「……え?」
「例えば…頭が痛い…とか」
「…頭ですか?…そう言えば最近、よく痛くなります」
寝不足という事もあり
そのせいかと思って何もしなかったけど
何かあるのかな…?
「…体がだるかったりする?」
「…まぁ…はい…」
「食欲は?」
「…最近は…あまりないです」
「…そうか…」
「あの…何かあるんですか?」
先生は、真剣な顔で
何かを見つめている
少しだけ胸騒ぎがした
「…落ち着いて聞いてほしい」
「…はい…」
嫌な予感がする…
変な汗が背中を伝う…
胸の中がざわざわと騒ぐ…
この感覚は一体…何?
そして…重たい空気の中…
先生がゆっくりと口を開いた
「…君の脳に…腫瘍が見つかった…」
「……っ?!」
その言葉を聞いた瞬間…
俺の頭の中は真っ白になった
何も考えられない…
信じられないような事実を突きつけられ
俺は言葉を失った…
この日を境に…
俺の当たり前のような毎日が…
普通の日常が…
徐々に崩れていったのだった…
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