アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
05
-
「…こんにちわ」
声がした方を振り向くと
そこに立っていたのは
「…琉衣くん…?」
高い身長に黒い髪
スラッとした体型に低い声
白衣を着た、琉衣くんが
そこに立っていた
「久しぶり、翔くん」
「…久しぶり…」
まさかこんな形で
再会するなんて…
「まさか、翔くんの担当医になるとは…思わなかったよ」
「…俺も…思わなかった…」
「まぁ、何はともあれ…これからよろしく」
「…うん…よろしく…」
琉衣くんの顔を
見る事が出来ない
相変わらずクールで
落ち着いた態度を取る琉衣くんとは裏腹に
俺は焦るばかり
「…知り合いなの?」
そんな俺にそう聞いてきたのは
不思議そうな顔をした想太だった
「あ、うん…高校の時のね…」
「へぇ〜!すごい偶然だね!」
「…そうだね…」
「俺、翔と同じ会社で働いてます新垣想太です!よろしく!」
そう、明るい声で
自己紹介をする想太に
琉衣くんはニコリと微笑んだ
「俺は翔くんの担当医になった、黒谷琉衣です。こちらこそよろしく」
クールにそう言った琉衣くんは
相変わらずかっこよかった
こんなイケメン
本当にいるんだな…
「…じゃあ、病室移動しようか。2人部屋だけど大丈夫?」
「…うん、大丈夫かな…」
「心配しなくても大丈夫だよ。同室の子かなりいい子だから」
「…うん…」
同室の子がどんな子なのか
少し気になりつつ
俺たちは入院する病室へと
向かった
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
100 / 300