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俺の部屋?
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俺たちは必要なものだけそろえて買った。
そんなに時間はかからなかった。
「それ、持つよ」
「い、いいよ別に持てるよ」
「いいから」
別にもう小さい子供じゃないのに。
そう言われ、荷物をひょいっと持ち上げられた。
新井君、力持ちなのかな?
俺たちは寮に帰るとすでに部屋にいた友樹と合流して、一緒に鍋を囲ん
だ。
二人の話を聞いてると、大人だなあ、と感じる。
まるで俺だけが取り残されてるみたいだ。
もっと大人にならないと。
そう思って姿勢を正したら、二人に笑われた。
もう。
なんで笑うんだよ!
俺だってちゃんとしてるもん!! そして夜も更けていく。
解散後、俺はお風呂に入って、自分のベッドに入った。
いつも通りスマホをいじっていると、突然メッセージが来た。
『優音』
俺はドキッとした。
こんな時間に、誰? 俺はドキドキしながら画面をみた。
新井君からのメッセージだった。
『今からあわない?』
......え?
こんな時間から?
時刻はもう、1時30分を過ぎていた。
『無理だよ。寝ないと……明日起きれなくなっちゃう』
そう返すとすぐに返事が返ってきた。
『優音と一緒なら大丈夫だと思うけど。だめ?』
その言葉を見て、俺は悩んだ。
確かに眠気はあるけど……。
でも新井君と会いたい、とかいう気持ちが湧いてきてしまって困惑す
る。
なんも用がないのに、なんで会いたいんだろう?
俺は迷っていたけど、結局OKしてしまった。
『わかった。どこで待ち合わせしようか?俺の部屋でもいいけど、もしよ
かったら優音の部屋に行かせてくれないかな?』
お、俺の部屋?
二人で?
俺は一瞬考えた。
でも、断れなかった。
俺は了承の返事をして、新井君が来るのを待つことにした。
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